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長崎県中小企業家同友会記念講演から得た学びと気づき

長崎県中小企業家同友会 第52回定時総会 第2部 記念講演

昨日、長崎県中小企業家同友会の第52回定時総会に参加し、記念講演で得た学びと気づきが非常に貴重だったため、皆さんとシェアしたいと思います。

  • 記念講演:「you happy, we happy! ~人を生かす経営の総合実践で社員の笑顔あふれる企業文化創りを!~」
  • 講師:奈良県中小企業家同友会 副代表理事 株式会社イベント21 代表取締役社長 中野愛一郎氏

中野氏は、創業者である父親から事業を引き継ぎ、売上を1億円から16.8億円に拡大し、社員数を4名から160名に増やし、全国29拠点、グループ5社への成長を達成しました。コロナ禍で売上が9割減少したものの、困難をチャンスに変える実践を通じて、会社を立て直しました。

学び

組織変革

オレンジ型からグリーン型へ、そしてティール型へ

中野氏は、組織をオレンジ型(階層型組織)からグリーン型(個人の主体性を尊重する組織)に変革し、コロナ禍においては一時的にオレンジ型に戻すことで、社長として迅速かつ最適な意思決定を行い、危機を乗り越えました。その後、リーダー不在でも機能するティール型組織へと進化させ、会社を大きく成長させました。

三方良しの創造

中野氏は、「買い手良し(お客様)、売り手良し(自分=仲間=会社)、世間良し(家族=地域社会=日本=世界=宇宙)」の三方良しを常に意識して創造しています。自社の利益だけを追求するのではなく、地域に貢献することで会社が変わるという視点を持っています。

採用活動

採用活動は社員の成長期と位置づけており、人事部は存在しません。新入社員には、会社の理念を伝える役割が与えられ、アウトプットを通じて学びが深まります。インプットだけでは知識に留まりますが、アウトプットを通じて知識が実践に落とし込まれ、社員の成長につながります。社長が不在でも、社員たちだけで売上、採用、共育、地域貢献、経営方針発表会が開催できるような会社を築いています。

気づき

変革者や改革者は、発想力・リーダーシップ・創造力などにおいて圧倒的な存在ですが、それだけでは感動して、終わってしまいます。この講演から、自社にとって良い取り組みが必ずあると確信しました。

継続することの大切さ

中野社長は、コロナ禍が落ち着くまでの522日間、毎日「社長ニュース」を社員にメールで配信し続けました。
また、「花見面談」と呼ばれる一対一の面談も続けています。最初は効果が不明でも、継続することでそれが当たり前になり、日々の実践が大切だと感じました。

社員に役割を与えて成長させる

社員に役割を与えることで大きく成長できるという話から、役が回ってきたら、「ラッキー」と感じて取り組む精神が次のステージアップにつながると感じました。

状況を見極める判断力

組織変革においても、常に同じではない、これがうまくいってるから、現状でいいということでは決してなく、その時々の状況に応じて、最適な判断力が必要です。変化の激しい現代社会において、経営者としてとても大切な視点だと思いました。

まとめ

長崎県中小企業家同友会の第52回定時総会での記念講演は、私たちが新たな視点や考え方を学ぶ絶好の機会でした。中野氏の成功事例や経験を通じて、私たちは組織やビジネスにおいて変革や改革を達成するための具体的なアプローチを学びました。今後のビジネスや組織運営に活かしていくこと、自社にとって良い取り組みが必ずあると信じ、日々の実践に取り組んでいきたいと思いました。

長崎県中小企業家同友会 第52回定時総会 第2部 記念講演

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この記事を書いた人

千丸 智代のアバター 千丸 智代 常務取締役

京都の思い出を胸に、長崎での生活を楽しむ50代。株式会社iDEAでWebコンサルティング部と教育学習支援部を率いています。同志社大学大学院の学びから、さまざまな分野への好奇心を育みました。心の健康を支える精神保健福祉士としても活動し、ヨガや日本の伝統文化にも深い関心を持っています。このブログで、ビジネスの洞察、心と体のバランス、日々の小さな発見を共有していきます。

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